Next Ventures — Internal Proposal

新規事業計画、三案。

既存の三軸(A 発信 / B 招待状 SaaS / C 長期構想)とは別の路線で、初期投資を抑えながら中長期で育てられる事業を三つ設計した。三案とも、ナギが骨子を設計したあと、サクの市場検証・ソウのチャネル批評・Devil の Red Team を並列で通し、批判に耐えられなかった部分は構想ごと修正してある。当初構想のまま生き残った案は一つもない。

DATE 2026-06-11 DRAFTED ナギ VERIFIED サク / ソウ / Devil STATUS 決定済み 2026-06-12 — 案3採用 / 案1・2却下

Premise — 与件と制約

与件(オーナー指定)

  • 既存事業とは異なる路線で考える
  • 初期投資を抑える(目安: 数十万円以内)
  • 中長期で育てられる、ある程度の規模感
  • マネタイズ構造を持つこと
  • 内容の縛りなし。既存事業フェーズとの兼ね合いは無視してよい

運営の現実(設計に織り込み済み)

  • 個人副業。使える時間は平日 30〜60 分/日
  • jinc. ハンドルでの匿名運用(特商法等の法的開示は別論点・blocker にしない)
  • 武器は AI エージェント組織の設計・運用ノウハウ(TDIL.inc で日常運用中)
  • 営業経験なし・既存顧客基盤なし・フォロワー小規模
  • 性格特性: 対人消耗(B3)・三日坊主(A1)・興味分散(C3)を構造で回避する

除外領域(コンプラ・既存事業)

  • 本業関連・建築/3D プリンター住宅領域
  • 既存事業 B(招待状 SaaS)と重なる領域
  • note メディア発信そのもの(既存事業 A)
  • 煽り型マーケティングを前提とするモデル

評価の通し方

  • サク: 各案 5 ソース以上で市場検証(規模・競合・価格・需要シグナル)
  • ソウ: 匿名・低予算・煽らない制約下での GTM 設計
  • Devil: 各案 5 つ以上の kill reason を実例つきで収集
  • ナギ: 批判を反映して構想を修正・統合(本ページ)

PROCESS — 骨子設計(ナギ)→ 並列検証(サク・ソウ・Devil 同時起動)→ 修正・統合(ナギ)。Devil の指摘で案 2 はインタビュー方式を全面転換、案 3 は「買収」から「自作」へ軸足を移した。修正の経緯は各案の「Red Team 反映」に残している。

Compare — 三案の比較

PLAN 01AI 事務局 PLAN 02聞き書きアーカイブ PLAN 03マイクロプロダクト PF
モデル B2B 構築 + 月額運用(productized service) B2C 買い切りギフト + 製本オプション 自社プロダクト群の小口収益の束
顧客 非 IT の小規模事業者(1 業種に特化) 高齢の親を持つ 30〜50 代(子世代) プロダクトごとのニッチな不便を持つ人
初期投資 ほぼ 0 円 〜10 万円 〜5 万円/本
収益化までの距離 中 — 1 件目は知人経由で 1〜3 ヶ月 中 — 自家実験 → 記事 → 受注で 2〜4 ヶ月 遠 — 積み上げ型。半年〜
3 年後の規模感 400〜500 万円/年 〜300 万円/年 60〜120 万円/年 + 当たり目の上振れ
市場評価(サク) 3.5 / 5.0 3.0 / 5.0 2.0 / 5.0 ※当初案
Red Team の評価 相対的に最も筋が良い(欠陥が少ないからではなく、他 2 案がより構造破綻していたから) 当初案は最も筋が悪い(5 つの独立した致命傷)→ 生存条件を採用して全面転換 当初案は次点で筋が悪い(沈む資産を買う構造)→ 生存条件を採用して転換
判定 × 却下(2026-06-12) × 却下(2026-06-12) ◎ 採用(2026-06-12)

※ 案 3 の市場評価 2.0 は転換前の「買収」構想に対する採点。転換後(自作中心)は未採点のため、参考値として残している。

AI 事務局

× 却下(2026-06-12)
B2B productized service 1 業種特化 初期投資 ほぼ 0

AI が動く。あなたは判断する。それだけでいい。
—— 小規模事業者のバックオフィスを、AI エージェントの「組織」として設計し、月次で運用する。

コンセプト

従業員 0〜10 名の小規模事業者向けに、請求・問い合わせ一次対応・記録・定型文書といった事務の流れを AI エージェント組織として構築し、初期構築費 + 月額で運用・改善を請け負う。単機能のチャットボット導入ではなく「業務の流れ全体を部署として設計する」のが提供価値で、TDIL.inc として日常運用している仮想組織のノウハウがそのまま商品の中核になる。三案の中で、オーナーの固有資産の転用度が最も高い。

追い風として、2026 年度から IT 導入補助金が「デジタル化・AI 導入補助金 2026」に改称され、個人事業主も対象・補助率 1/2〜4/5 となった。顧客側の導入予算が公費で下支えされる市場形成期にある。

Red Team 反映 — 当初構想からの修正

業種を絞らず「非 IT 中小全般」を対象にする1 業種に特化する。第一仮説は教室・スクール業(音楽教室・英会話・学習塾・パーソナルジム) Devil 指摘: 全般向けは大手 BPO・AI 代行のレッドオーシャンで、例外処理対応が青天井になる。業種を固定すれば例外パターンが蓄積され、テンプレ化で再利用できる。月謝請求・振替調整・保護者問い合わせは月次リズムが固定的で、もっとも型化しやすい。
月額 1〜3 万円の継続課金を収益の柱にする初期構築 25〜30 万円で粗利を確保し、月額は 2 万円 + 従量。「成功 = 内製化 = 解約」を前提に設計する Devil 指摘: 業務が仕組み化に成功するほど顧客は自走し、契約が終わる。解約を失敗扱いせず、卒業した顧客がテンプレート購入者・紹介元になる導線を最初から組む。価格は市場相場(初期 20〜100 万 / 月 4.5 万〜)の下限帯で、構築工数の赤字化を初期費側で防ぐ。
発信と紹介で自然に顧客がつく想定1 件目は知人ネットワークから半額・実験枠で獲得し、公開ケーススタディ 1 件を最優先の成果物にする Devil 指摘: 会社の金と顧客接点を「匿名・無実績の個人」に預ける意思決定は起きない。匿名のまま信頼を作る唯一の経路は、検証可能な公開事例と発信の蓄積。

顧客と課題

教室・スクール運営者は、月謝請求の消し込み、振替対応の調整連絡、見込み客からの問い合わせ返信、月次の報告作成に週 5〜10 時間を取られ、本業(教えること)が圧迫されている。freee / マネーフォワード(月 990 円〜)は会計はカバーするが、「調整・文書・問い合わせの流れ」はカバーしない。ここが SaaS と競合しない隙間になる。

提供内容

  • 業務ヒアリング → AI エージェント組織の設計(受付係・請求係・記録係)
  • 既存ツール(LINE 公式・Google フォーム・会計 SaaS)と接続した半自動フロー構築
  • 月次の改善レビュー(非同期: レポート + 音声。定例会議は持たない)
  • 運用状況が一目で分かる簡易ダッシュボード

収益モデル(試算)

時点構成年商目安
Year 1構築 3 件 + 月額平均 4 社約 170 万円
Year 2構築 6 件 + 月額 7 社 + テンプレ販売開始約 300 万円
Year 3構築歴 12 件 / 月額 10 社 / テンプレ・セルフサーブ400〜500 万円

単価: 初期構築 25 万円 + 月額 2 万円 + 従量。顧客はデジタル化・AI 導入補助金 2026(個人事業主対象・補助率 1/2〜4/5)を利用可能な立て付けにする。

初期投資

  • ほぼ 0 円 — 既存の組織設計ノウハウ・既存ツールの転用で成立
  • 必要なのは LP 1 枚・契約書ドラフト・特商法表示の整備のみ

チャネル戦略(ソウ設計)

  1. note — 「自分のバックオフィスを AI 組織にした記録」を記事化し、末尾に相談フォームを置く。料金は出さず、相談という入口を作る。営業ではなく発信が売る構造に寄せる(対人消耗の回避)。
  2. 知人・コミュニティ経由のクローズドネットワーク — B2B の最初の 1 件はほぼ確実にここから出る。「実験に付き合ってほしい」という形で持ちかけ、半額・事例化許諾とセットにする。
  3. X — note 記事の告知 + 非 IT 事業者向け AI 活用の実践メモを細く撒く。母数の小さいジャンルなので少量でも検索流入が見込める。

ロードマップ

0 — 3 ヶ月

業種仮説の検証と 1 件目

知人の教室運営者へのヒアリングで業種を確定。1 件目を半額実験枠で構築し、公開ケーススタディ化。note 記事 2 本。

3 — 12 ヶ月

型の確立

構築 3 件で例外パターンを蓄積し、構築パッケージを定義書 1 枚に固める。月額顧客 4 社。補助金対応の整備。

12 — 36 ヶ月

テンプレ化・セルフサーブ

蓄積した業種テンプレートを商品化し、構築サービスからセルフサーブ(テンプレ + 導入ガイド販売)へ重心移動。属人運用を畳む。

KPI

公開ケーススタディ 1 件 / 3 ヶ月以内 構築単価 ≥ 25 万円 月次運用工数 ≤ 2h/社 note 経由相談 ≥ 1 件/四半期

最初の 30 日

  1. 自分の note 運営事務を題材にしたデモ記事を 1 本書く
  2. 知人の教室運営者 2 名にヒアリング(業種仮説の検証)
  3. 構築パッケージの定義書を 1 枚にまとめる
  4. 特商法表示・契約書ドラフトを整備する

リスクと反証(Devil の kill reason と対応)

市場全体で AI 導入の大半が成果未達(MIT 調査 95% が利益インパクトなし / RAND 80% が本番未到達)。売るのは「動くデモ」ではなく「成果が出る運用」で、その差を埋める工数は青天井になりうる。 業種特化で例外パターンを資産化する。対応範囲を契約で明示し、SLA を持たない非同期サポートに固定する。
大手参入(マネーフォワード AI Cowork が 2026 年 7 月提供開始)と既存 SaaS(月 990 円〜)による価格・信頼の下方圧力。 SaaS が扱わない「調整・文書・問い合わせの流れ」に限定し、SaaS と競合せず上に乗る立て付けにする。
月次サポートがオーナーの対人消耗(B3)と正面衝突する。 月次レビューを非同期(レポート + 音声)に固定し、リアルタイム対応を契約に含めない。
未解決 — 「従業員 0〜10 名・非 IT・低単価」セグメントは、大手が儲からないから無視している帯でもある。ユニットエコノミクスが本当に成立するかは 1 件目で検証するしかない。 Year 1 を検証期間と割り切り、構築 3 件時点で工数実績から継続判断する(撤退基準を先に置く)。

聞き書きアーカイブ

× 却下(2026-06-12)
B2C 買い切りギフト 家族同席モデル 初期投資 〜10 万

話しかけながら、生きた記録になる。
—— 親の人生を、家族自身が聞き書きする。AI は質問を設計し、語りを一冊に編む。

コンセプト

高齢の親の人生を、家族自身がインタビュアーになって聞き書きするためのプログラムと、AI による編集・冊子化のサービス。帰省や週末の電話で家族が録音し、AI が「次に聞くべき質問」を語りの内容から提案する。蓄積された語りから、自分史の冊子(PDF + 製本)と家族限定の Web アーカイブ(音声付き)を生成する。

核になる発想の転換は、インタビューの時間そのものを商品にすること。「親と 3 時間話す口実と道具」がギフトであり、冊子はその成果物にすぎない。既存の自分史サービス(プロのライター派遣型・22 万円〜)が提供できない「家族が聞く」という体験に、AI の編集力で形を与える。AI ×自分史の組み合わせは競合が確認されておらず、隙間が残っている。

Red Team 反映 — 当初構想からの修正

AI が電話 / LINE で高齢者に直接インタビューする家族同席・家族実施モデルへ全面転換。AI は質問設計と編集に回る Devil 指摘: 自動音声詐欺が社会問題化している今、高齢者への AI 電話は防御網に弾かれ、最悪通報される。語りを引き出すラポール形成は人間タスクであり、既存業者が AI 電話に置き換えない理由もそこにある。家族が聞く形式なら、警戒・受容性・ラポールの三つの壁が同時に消える。
買い切り 3〜8 万円 + 保管サブスク月 500 円基本 8 万円 + 製本実費 1〜2 万円。保管サブスクは廃止し、10 年保管を買い切りに含める Devil 指摘: 語り手の故人化後、子世代が保管料を払い続ける根拠が消え、サブスクは解約必至(LTV の幻想)。サクの価格検証でも 3 万円は「安かろう」の印象リスクがあり、ギフト単価として 8 万円 + 実費が座りが良い(競合: いまてらす 8 万 / 親の雑誌 22 万〜)。
録音・個人情報の扱いは利用規約で包括同意を取る録音同意・要配慮個人情報の扱いを、キット内の同意フローとして商品に組み込む Devil 指摘: 高齢者の契約能力・録音同意・人生史に混ざる要配慮情報(健康・宗教・他者の名前)は地雷原。家族が取得・管理する構造にすることで、事業者側の第三者提供の整理を軽くし、同意の主体を家族内に置く。

顧客と課題

親が 70〜85 歳の 30〜50 代。「親の話をちゃんと聞いておきたい」と思いながら、何を聞けばいいか分からない・続かない・聞いた話が形に残らない。既存サービスは高額(22 万円〜)か、他人のライターが聞く形式で、「自分が聞きたかった」という後悔には応えていない。購入動機は還暦・米寿・父の日・母の日などの節目ギフト。

提供内容

  • 聞き書きプログラム — テーマ別質問セット + 語りに応じて AI が次の質問を生成
  • 録音アップロード → AI 文字起こし・固有名詞辞書・章立て編集
  • 人の最終校正(ここは省かない。品質の生命線)
  • 冊子 PDF + 印刷製本(プリントオンデマンド外注)
  • 家族限定 Web アーカイブ(音声付き・10 年保管込み)

収益モデル(試算)

時点構成年商目安
Year 1自家実験 + 6〜10 件50〜80 万円
Year 2月 1〜2 件 + 節目ギフト集中120〜200 万円
Year 3月 3〜4 件 + 提携チャネル〜300 万円

単価: 基本 8 万円 + 製本実費。月件数に上限を設ける(編集品質 > 規模)。Year 3 の提携先候補: 写真館・葬儀社の生前領域・介護施設の前段ギフト。

初期投資

  • 〜10 万円 — 録音アップロード UI と編集パイプラインは自前構築(AI 組織で開発)
  • 印刷・製本は 1 冊から対応するプリントオンデマンド外注で在庫ゼロ

チャネル戦略(ソウ設計)

  1. note — 自家実験の体験記「父に 3 時間インタビューしたら、聞いたことのない話が出てきた」を 1 本書く。これ自体が最強の広告になる。感情的な話題で、今の読者層(記録を残すことに関心がある層)との距離も近い。
  2. 節目ギフト文脈の集中告知 — 父の日・母の日・還暦・米寿のタイミングに年数回だけ狙い撃ちで出す。常時露出はせず、TDIL のトーンを守る。
  3. X のロングテール — 「聞き書き」「自分史」は競合の少ないワード。インプレッションは低くても購入転換率が高い可能性がある。

ロードマップ

0 — 3 ヶ月

プロトタイプ = 商品

自分の親族で 1 冊作る。質問セット v1・編集パイプライン v1 を固め、体験記事を note に出す。

3 — 12 ヶ月

少数の本受注で磨く

6〜10 件を丁寧に受け、編集 QC の型と固有名詞辞書を蓄積。節目ギフト告知の効果を計測。

12 — 36 ヶ月

提携チャネル

写真館・葬儀社生前領域・介護施設との提携で、能動検索に依存しない獲得経路を作る。月件数上限は維持。

KPI

自家実験 1 冊 / 90 日以内 体験記事からの問い合わせ ≥ 3 件 1 件あたり編集工数 ≤ 8h 受注単価 ≥ 8 万円

最初の 30 日

  1. 自分の親族で聞き書きを開始する(プロトタイプ制作)
  2. テーマ別質問セット v1 を作る
  3. 録音 → 文字起こし → 章立ての編集パイプライン v1 を組む
  4. 特商法表示・録音同意フローの文面を整備する

リスクと反証(Devil の kill reason と対応)

需要の実行率が低い。エンディングノートは「知っているが書いた人は 13%」で、自分史はさらに重い。「いつかやりたい」が「今やる」に変わらない。 常時販売ではなく節目ギフト文脈に限定し、体験記事の感情的な具体性で動かす。それでも立ち上がりは遅い前提で、案 1 と並走させる。
編集 QC が属人化する。高齢者の語りは脱線・固有名詞の誤認識が多く、AI 任せにできない。 月件数上限を契約で明示し、規模よりも品質と単価を守る。固有名詞辞書を件数とともに資産化する。
隣接する高齢者向け事業は構造的に採算難(2024 年の老人福祉・介護事業の倒産・休廃業 784 件で過去最多)。人手で寄り添うモデルは三重苦に陥る。 訪問・常駐・電話対応を一切持たない設計を崩さない。人手は最終校正のみに限定する。
未解決 — 「親が元気なうちに」という時間的焦りが purchase trigger だが、それを煽る発信は TDIL トーンと相容れない。この矛盾の解は節目集中告知しか今のところない。 自家実験の記事が煽らずに動かせるかの試金石になる。動かなければ提携チャネル(Year 3 計画)を前倒しする。

マイクロプロダクト・ポートフォリオ

◎ 採用(2026-06-12)
自社プロダクト 小口 MRR の束 買収 → 自作へ転換 初期投資 〜5 万/本

小さく作って、静かに積む。
—— ニッチな不便を解く小さな道具を AI 組織で量産し、小口の収益を束ねる。

コンセプト

当初構想は「サイト売買市場で 5〜30 万円の小規模 Web 資産を買収し、AI 組織で運営してキャッシュフロー化する」だった。検証の結果、この形は非推奨と判断した。ゼロクリック検索が 69% に達し、AI Overview 表示時のオーガニック CTR は 61% 減。売買市場に出る玉の 7 割超がコンテンツ / SNS 依存資産で、検索流入という収益エンジンそのものが構造的に縮小している。沈む船を、目利き経験ゼロで買う構図になる。

転換後の形は「買わずに作る」。ニッチな不便を解く小さなプロダクト(ブラウザ拡張・単機能 Web ツール)を AI 組織で開発し、1 本あたり月 0.5〜2 万円の小さな収益を束ねる。検索流入に依存しない配布面(ストア・コミュニティ・note)で立て、各プロダクトを A 発信の素材と実験台として複利化する。種フォルダの通販比較拡張(ideas/amazon-comparison-extension)が 1 号候補としてすでにある。

Red Team 反映 — 当初構想からの修正

サイト売買市場で小規模 Web 資産を買収する自作を中心に据える。買収は「検索外チャネルで収益が立つ資産」に限定した Phase 2 以降のオプションに降格 Devil 指摘: 数値粉飾が最頻トラブルで「月商 / PV が手元で 1/3」が常態。コアアップデートはアフィ / 低品質 AI コンテンツを名指しで沈めており、「安く買って AI で回す」はGoogle が今いちばん潰しているパターンを買って育てる行為。サクも「買うより作る方がオーナーの強みに合う」と同結論。
「AI 運営で放置でも回る」を前提にする保守が AI 組織で回る規模のプロダクトだけを作る、を選定基準に昇格させる Devil 指摘: 運用の例外対応で 30〜60 分/日は秒で枯渇する。放置可能性は結果ではなく、設計段階の選定条件として先に効かせる。

プロダクト選定基準(4 条件すべて必須)

  • 自分か身近な人が実際に困っている不便であること
  • 検索流入に依存しない配布面(ストア・コミュニティ・note)があること
  • 決済がシンプルであること(買い切り or 低額サブスク)
  • 保守が AI 組織で回る規模であること

収益モデル(試算)

時点構成年商目安
Year 12 本リリース月 1〜2 万円
Year 24 本 + 当たり判定月 3〜6 万円
Year 35〜7 本 + 当たり 1 本の集中育成60〜120 万円/年

爆発力は期待しない。各プロダクトが A 発信の素材・技術の実験台・ポートフォリオの種になる複利構造として持つ。当たりが出た場合のみ、その 1 本に集中投下して上振れを取りに行く。

初期投資

  • 〜5 万円/本 — ストア登録料・ドメイン・API コスト程度
  • 開発コストは AI 組織の稼働(時間)のみ

チャネル戦略(ソウ設計)

  1. プロダクト自体の配布面 — Chrome ウェブストア等。ストア内検索は AI 検索逆風の外側にある。
  2. note 開発記録 — 事業自体が発信素材になる珍しい形。「非エンジニアが AI で仕組みを作り運営する」という A 軸のフレームに完全に乗る。
  3. 当たり判定後の集中投下 — 数字が出るまでは沈黙期間と割り切り、出てから記録を出す。

KPI

同時並走 ≤ 2 本(厳守) 1 号リリース / 90 日以内 1 本あたり保守 ≤ 2h/月 当たり判定: 月 1 万円 × 3 ヶ月継続

最初の 30 日

  1. 通販比較拡張(ideas/amazon-comparison-extension)の昇格判断を行う
  2. 選定基準 4 条件をチェックリスト化し、種の評価に使う
  3. 1 号プロダクトの MVP スコープを定義する

リスクと反証(Devil の kill reason と対応)

1 本あたりの期待値が低く、束ねても中規模止まり。柱にはならない。 単独で柱にしない。A 発信との複利・技術実験台と位置づけ、当たりが出たときだけ集中する。
プラットフォーム依存(ストア規約・手数料・審査の変動)。 配布面を 1 つに固定せず、Web 直販可能な形(拡張 + Web 版)を標準にする。
興味分散(C3)で全プロダクトが中途半端になる。 同時並走 2 本まで、をポートフォリオの絶対ルールにする。新しい種は ideas/ に書いて寝かせる。

Action — 統合提言

DECIDED — 2026-06-12 オーナー決定: 案 3「マイクロプロダクト・ポートフォリオ」を採用。案 1・案 2 は却下。スキル獲得の幅を目的に媒体を広く取る方針が追加され、候補 20 案(全案デモ UI 付き)を /products カタログ に整備した。以下の統合提言は決定前の記録として残す。

First — 収益の幹

01 AI 事務局

固有資産(AI 組織ノウハウ)の転用度が最も高く、初期投資ゼロで検証に入れる。30 日の業種仮説検証から始め、撤退基準(構築 3 件時点の工数実績)を先に置いて進める。

Parallel — 情緒とブランドの枝

02 聞き書きアーカイブ

自家実験(親族で 1 冊)は商品開発と最強の発信素材を兼ねる。事業として立つかは記事への反応で判定。立たなくても、作った 1 冊と記事は残る。

Hold — 実験の土

03 マイクロプロダクト PF

01・02 の検証が回り始めるまで着手しない。通販比較拡張の昇格判断(30 日以内)だけ先に済ませ、種の鮮度を確認しておく。

運用ルール

  • 同時着手は 2 案まで。推奨シーケンスは「01 検証 + 02 自家実験」から(興味分散 C3 への構造的対策)
  • 三案とも獲得チャネルの起点は発信。最初の一歩は常に「note に書ける実体験を 1 つ作る」に揃える — A 事業と矛盾しない
  • 三案は排他ではなくポートフォリオ。01 が収益の幹、02 が情緒とブランドの枝、03 が実験の土
  • 採択・却下の判断はオーナー。確定したら record-dec で DEC 化し、本ページを更新する

Sources — 主要出典(検証時参照)

  1. 中小企業庁 — デジタル化・AI 導入補助金 2026(個人事業主対象・補助率 1/2〜4/5)
  2. マネーフォワード「AI Cowork」2026 年 7 月提供開始(大手のバックオフィス AI 参入)
  3. AI 業務代行の価格相場(初期 20〜100 万 / 月 20〜50 万)
  4. AI エージェント導入で失敗する 5 つの原因(MIT 95% / RAND 80% 未到達)
  5. 親の雑誌 — 人力聞き書き型自分史の価格帯(22 万円〜)
  6. 自分史 de いまてらす — 8 万円帯の競合ベンチマーク
  7. エンディングノートが書けない高齢者の本音(実行率 13%)
  8. AI 自動音声詐欺の急増と高齢者の警戒(AI 電話チャネルの社会的逆風)
  9. 東京商工リサーチ — 老人福祉・介護事業の倒産・休廃業 784 件で過去最多(2024)
  10. ラッコ M&A 取引データ — 30 万円未満が 43.7% / コンテンツ・SNS 資産が 7 割超
  11. サイト売買失敗例 33 選(数値粉飾・順位下落・引継ぎ失敗)
  12. AI Overview 表示時のオーガニック CTR -61%(Seer Interactive)
  13. AI 検索白書 2026 — ゼロクリック検索の拡大
  14. Chrome 拡張の売買相場(検索外資産の参考値)

検証の全文はサク・ソウ・Devil の各レポートにある。本ページは統合・修正後の計画のみを記載。